初雪
28日、仕事納めが終わってから実家に帰省しました。
29日朝、雨の音で目覚め、沢山降っているなあと思っていましたが、
そのうち静かになりました。よかったあがったんだと外をみると
まあまあ、初雪です。うっすらと雪化粧。
西名阪に入るまでの峠越えでは外気温が1度となっていて、
ふぶいており、どうなることかと思いましたが、
大阪に近づくにつれて外気温は2度、3度と上がり、
やっぱり大阪は暖かいんだと実感しました。
2004.12.30 9:00
カウンセリングとコーチング
先日のハートフルコミュニケーションの講演に来てくださった菅原裕子先生の
聞く技術伝える技術という本を読みました。
副題は人と人をつなげ、信頼関係を築くコツ
「聞き」上手は仕事上手。コミュニケーションが変革をもたらす
というものでした。
コミュニケーションは技術だから、訓練でだれでも上達する。
コミュニケーションは苦手ですと最初から訓練をあきらめることは、
よりよい関係への可能性を自らとざすことだそうです。
同じ聞くことといってもカウンセリングとコーチングがあるそうです。
カウンセリングは寄り添う技術、いっさいの評価をせず、
ただ、相手と一緒にいること。
コーチングは質問を通して本人の答えをみつけるサポートをすること。
菅原先生はお友達から「ねえ聞いて」と電話があったとき、
今日はカウンセリング？それともコーチング？と聞いて
対応を変えているそうです。
カウンセリングの項にあげられていた詩です。
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聞いてください
私の話をきいてくださいと頼むと
あなたは助言を始めます。
私はそんなことは望んでいないのです。
私の話をきいてくださいと頼むと
あなたはその理由について話し始めます。
申し訳ないと思いつつ、私は不愉快になってしまいます。
私の話をきいてくださいと頼むと
あなたは何とかして私の悩みを解決しなければ
と言う気持ちになります。
おかしなことに、それは私の気持ちに反するのです。
祈ることに慰めを見出す人がいるのは
そのためでしょうか。
神は無言だからです。
助言したり、調整しようとはしません。
神はきくだけで、なやみの解決を私に任せてくれます。
だからあなたもどうか黙って、私の話をきいてください。
話をしたかったら、私が話し終わるまで、少しだけ待ってください。
そうすれば、私はあなたの話に耳を傾けます。
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カウンセリングの技術としては、うなずくとか、相槌を打つとか、
語尾を繰り返して相手の気持ちを確認するなどとありました。
「・・・というわけでとてもくるしかっったわ」といわれれば
「そう苦しかったの」と語尾を繰り返すことで
相手は「私は苦しかったんだ」と自分の気持ちを確認できるそうです。
それ以外に自分の意見とか感想をはさまないことだそうです。
伝える技術、自分の思いに気づくのところで
自分が「ノー」であることを認めたら、
それを相手に伝え、相手の感じ方に任せなさい。
同時に人からの「ノー」を受け入れることを学ぶ必要があります。
自分にも相手にも選択の権利があることを知ることです。
とありました。これは難しいですが、大事なことですね。
山陰中央新報という地方紙に
「ないものねだりをするよりはあるもの探しを」
とありました。まさにそうですね。
元気に働く夫と社会人の子供たち、
親兄弟も存命でそれなりに暮らしており、
すむところもあり、生活の心配をしないでいいだけの
収入もあり、ささやかな仕事もありと
あるものだらけです。
「あなたといると心がやすらぐわ」という人を目指して
できるところから少しずつ小さな目標を定めて頑張っていきたいと思います。
まずはこちらから積極的に声をかけていくことからはじめたいと思います。
結局は誰も助けてはくれないのです。
どんなに苦しくても自分で手探りで解決していく以外に
方法がないのですから、あせらず、「穏やかな人」を目指します。
2004.12.30 8:00