記憶がない
記憶喪失症という病気があることはしっていましたし、
お酒を飲みすぎた朝、昨夜のことをまったく覚えていないという話も
きいたことがあります。
でも、まさか自分の身にふりかかるとは。
台風が近づいていてる２０日の朝、さあ今日もお仕事にいきましょうと
レインコートを着てバイクにのりました。
いつも通る国道までの道は最近工事ばかりで凸凹。
早くきれいにしてくれないかなあとおもったところまでははっきり覚えているのです。
ところがそのあと国道で車と接触。
パトカーも救急車もきたとおもうんですけど、
まったく覚えていないのです。
どうもかなりはっきりとしていて、自分で免許証もだしたみたいなのです。
病院では念のためにMRIなど撮影したそうで
今日は何日ですかという先生の質問にははきはき答えたそうです。
ストレッチャーにのせられているときにおじいちゃんがやってきて、
お忙しいのに申し訳ありませんとはっきりいったというのです。
覚えているのはカーテンに囲まれたベッドの上で、右手をみたら
バンドエイドが2つ貼ってあって、ああよかった、これだけですんだんだ
とおもったこと。そのあとはぼんやりと会計の前のいすに座って、
おじいちゃんと相手の夫婦がなにか会話しているらしいのを
みていたところくらいからです。
送っていきましょうといってくださり、初めてその車をみると
なるほどフロントガラスにヒビがはいっていました。
私のバイクの左側のミラーがここに当たったのかしらとおもいました。
それにしても何をいったのか、何がおこったのか、
もう４日たつのに、まるで思い出せません。
体には何の異常もなく、バイクにすこしヒビが入った程度。
ヘルメットはもう使い物になりませんけれど、
もしヘルメットをかぶっていなかったらと、ちょっとぞっとしました。
2004.10.24 14:30
秋の夕暮れ
とてもいいお天気、秋祭りの天狗さんや獅子舞が街中を
たくさん歩いていました。
すみません、写真撮らせてくださいとお願いしたら、
快くおうじてくださいました。
こちらは立派なお宅の前で取り入れしたばかりでしょうか、
いいお天気で稲もよく乾いたでしょうねえ。
夕日を撮りたいと夕方のお散歩にでかけました。
お買い物にいっている間に夕日はなくなっていましたが、
なんとか夕焼け雲は撮影できました。
こちらは早めにでた三日月。
松の木の上にとっても情緒豊かでした。
2004.10.18 20:00
脇役
本を読んでいてこんな言葉を見つけました。
「人の人生において本人はもちろん主役であるが、
その他の人間はみんなワキヤクである。」
私は何人の人の人生のワキヤクを勤めて来たことでしょう。
同じ舞台にたてなくても、小道具係、衣装係としてでさえも
いったい何人の人生の舞台にかかわれたでしょうか。
私の人生においてせめて大道具係をつとめてくださる方がいらっしゃるなら、
もちろん名脇役をつとめてやろうとおっしゃる方がいらっしゃるのなら、
どうかいまは励ましてください。
「困難を、乗り越えられる試練と受け止めなさい。
あなたならできます。
パニックになりそうだったらほんの１回２回３回深呼吸！
これで大丈夫！
私が保証します。
楽しく試練を超えましょう。」
そういってくださいね。
パート先の電話番をしていて、
どこからも電話がかかってこないとき、
世の中の人全員誰一人としていまこの一瞬に私の存在をわすれているのだ、
今ここで倒れていてもだれも気がついてくれないのだと
無性にさびしくなることがありました。
そういう時は、いままでどれだけの人とかかわってきただろう、
もしもの時にああそういう人がいたなあ、
と思い出してくれる人が何人くらいいるだろうと
数えてみることにしました。
中学の同窓生120名、この中には保育所から小学校まで一緒だった人も
ふくまれます。就職するまでに100人くらい、
OL時代の知り合い、H県やT県にすんでいたときのご近所さん、
ふるさとのご近所さんや親戚など100人くらいはいるかしら。
今の職場で知り合った人、ネットで知り合った人、いまのご近所さん
教室の生徒さんなど180人くらいいるかなあ。
500人というのは思いがけなく多い数字でした。
この人たちの中に私はどんなイメージで思い出されるのでしょうか。
2004.10.13 18:00