朝顔



今朝、気がついたら、今年１番の朝顔の花が
さいていました。毎年、自然に種が落ちるのか、
まいた覚えもないのに、
ちゃんと花を咲かせてくれます。
柵にからませようとプランターに移植したものも
あるのですが、これは本当にいつのまにか
咲いていたという感じで、とってもハッピー。
今日はいいことあるかな。

2002.6.19　9:00

訂正価格

日曜日の朝、のんびりとした朝食のためにフレンチトーストを作りました。
子供たちが小さかった頃はよく作ったメニューです。
安い食パンと、買い置きの卵と牛乳だけでいつでもつくれます。
牛乳の買い置きがない場合でも、クリーミングパウダーをお湯で溶かして、
卵とお砂糖、お塩を溶いた中に、２つか３つに切った食パンをいれて
たっぷりと中まで液を染み込ませて、ホットプレートやフライパンで
焼きます。ジャムをのせていただくとおいしいです。

おっと、話は適正価格のことでした。
子供が冷蔵庫を覗いて、卵が３パックもあるというのです。
スーパーにいったとき、２９円という価格につられてつい買ってしまったのです。
ゆでておでんにいれるとか、いろいろ使い道には困りませんが
いざ卵をわってみるとなんだか生産農家の方に申し訳ない気がしました。

戦争中ならこの卵１個をどんなにほしがっただろうなと思います。
農家の方は鶏に毎日えさをやり、水を飲ませ、箱詰めして
出荷されたのですよね。２９円なんて値段では絶対にできないと思うのです。
消費者の立場としては安いほど嬉しいのですが、
適正価格というか、労働がペイできる値段というのは一体いくらなんだろうと
考え込んでしまいました。私の感覚では100円以下はちょっと無理があるかなと。

最近は価格破壊というので、いろんなものがとても安くなっています。
それはそれでとっても嬉しいのです。
でも、なんです。
その人にとって、そのバッグが８０万の値打ちがあるのなら、
ブランドものも、その人にとっての価値なので、とやかくいうつもりはありませんが、
私は1000円のバッグを毎日１年以上使っていて、満足しています。

時計も1000円でしたがいまだに電池もきれずに時間が正確なので、
重宝しています。ついていた２万円という値札は怪しいと思いますが。
時計もブランド物で５５万というのが、先日の新聞の片面いっぱいに載っていました。
その数日前には電波時計で電池交換も時刻あわせもほとんどいらないというのが
同じ広告スペースに３万円で出ていました。子供にはこちらを買ってやるつもりです。
文字盤はシンプルで数字も見やすく、ベルトは金属で、皮のように交換もいらず、
電池交換しなくていいなら、一生ものですから３万円でも安いくらいでしょうか。

値段が安いのは海外で生産するから人件費が安いのだからという意見もあるでしょう。
以前、カットワーク刺繍した豪華なクッションが２つ、バザーの売れ残りとして
事務所に置かれていたことがありました。
そのわずか１センチの刺繍をするのに、どれだけの手間がかかっているのかは
実際にカットワークをされたことがある人ならご存知ですよね。
いくら熟練工でもクッション１個仕上げるのに、１週間はかかるのではないでしょうか。
一体これ１個を刺して、多分東南アジアのどこかの国の女性が手にした
賃金はいくらほどのものだったのでしょうか。

最近は不景気で、クビがつながるのなら、残業を止めて、その分の仕事をみんなで分け合い、
多少お給料が減ってもなんとかこの時期を解雇なしでしのいで行こうという会社もあるようです。
適正な賃金をもらって普通の生活をし、適正な価格で皆が買い物できる
そういう当たり前みたいなことが、とても難しいことなんだと、ちょっと考え込んでしまった朝でした。

2002.6.16　9:00

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